2010.01.11
「おう!ゆう!」
僕は遠くから、手を上げ、声をかけた。ゆうも手を上げた。
もう何十年もこの感じ。変わらないものなんてない・・・そんな風に思っていて、いろんなものが変わっていった。自分自身ももう変わり過ぎたくらいに感じていた。
でも、ここに、変わらない瞬間があることに今、気づいた。それが、変わらないでほしいと思うことにも気づいた。
すべて変わる・・・それが、進化または退化への道へ・・・
だから、進化を選んで、無理に変わろうとしていたのかもしれない・・・
見た目も環境もあらゆるものが、進化と退化を繰り返してきた、自分たちの周りで。でも、僕たち二人の今は、進化も退化もしない変わらないもの・・・がここにある。